兵庫県がん診療連携協議会
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平成27年度(第3回)幹事会 議事録 平成28年2月25日(木)開催

兵庫県内のがん診療連携拠点病院と、準ずる病院を含め48病院の幹事と兵庫県医師会代表者、ひょうごがん患者連絡会ならびに兵庫県立粒子線医療センター、神戸低侵襲がん医療センター、兵庫県健康福祉部の担当者が参加した。開会に当たり、協議会の足立議長(県立がんセンター院長)、兵庫県医師会豊田常任理事から挨拶があった。

(1)前回臨時(第2回)幹事会、議事録の確認

平成27年度臨時(第2回)幹事会議事録(平成27年9月17日開催)を確認した。

(2)がん対策

①がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針の改正
乳がん検診はマンモグラフィによる検診を原則とする、胃がん検診は胃部エックス線検査または胃内視鏡検査のいずれかとする、に改正され、平成28年4月1日より適用される。

②がん対策加速化プラン
平成19年度から10年でがんの年齢調整死亡率を20%減少という目標達成が難しいと予測されるため、短期集中的に実行すべき具体策として「がんの予防」「がんの治療・研究」「がんとの共生」が示された。

③平成28年度がん対策予算案の概要
がん対策加速化プランの3本柱を中心に356億円の予算案が示された。

(3)協議会・幹事会並びに各部会の平成27年度活動報告及び平成28年度活動計画について

①「協議会・幹事会」関連
平成27年度の活動報告。平成28年度から県民がんフォーラムはブロックごとに各拠点病院で担当して行くこととなった。平成28年度は兵庫医大が担当で実施。

②「研修・教育」部会関連
平成27年度の活動報告。各種セミナー、「兵庫県がん化学療法チーム医療研修会」等の報告があった。
平成28年度も同様のセミナーを開催予定である。

③「情報・連携」部会関連
相談支援地域フォーラムin近畿など、平成27年度の活動報告と平成28年度の活動計画が報告された。

④「がん登録」部会関連
平成27年度の活動並びに平成28年度の活動計画が報告された。がん登録実務者ミーティングは、来年度は年3回の実施に変更。

⑤「緩和ケア」部会関連
平成27年度の活動報告。その中で各病院の緩和ケア推進の目標PDCAサイクルの(P)計画が示され、HPに掲載予定。平成28年度の活動計画では、新開催指針に基づく緩和ケア研修会の予定が示された。

⑥「がんの地域連携パス」部会関連
拠点病院としては、パスの簡略化などの見直しを行い継続使用する。更に、電子化などへの対応も図る。

<質疑応答>
質問1:現在行っているパスの移行について。
回答1:パスの見直しについて幹事会で了解を得た。現在HPで公開をしている内容を修正し、7月に近畿厚生局に届出を行う。

(4)がん生殖医療について

兵庫県がん・生殖医療ネットワーク世話人会の議事内容が同会幹事より説明され、「協議会幹事会は同ネットワークの設立に向けて兵庫県産婦人科学会に協力して行く」、を4月の協議会に答申する旨が了承された。

<質疑応答>
質問1:現時点でカウンセリングも含めて生殖医療受け入れ施設はP87に記載されている3施設のみか?
回答1:生殖医療受け入れは徐クリニック、英ウィメンズクリニック、兵庫医科大学病院の3施設。カウンセリング可能は兵庫医科大学病院のみ。
質問2:カウンセリングは兵庫医科大学病院でしか受けられないという事でしょうか。
回答2:徐クリニック、英ウィメンズクリニックは「妊孕性温存」の実務が主である。現時点で、カウンセリングに対応できる施設は兵庫医科大学病院のみ。

(5)がん患者医科歯科連携協定について

がん診療医科歯科連携の現況についての報告。歯科口腔外科未設置病院への医療従事者向けの講演会を開催し、実際に該当病院へ出向いて働きかけを行った。歯科医師会会員の啓蒙をはかるため全国共通がん医科歯科連携DVD講習会を開催した。周知・普及活動のため、兵庫県下10圏域単位ごとに説明会を開催し、協力歯科医療機関マップ図の作成・整備を行った。これらについて、国は基金を創設し、医科歯科連携に対する基金として、厚生省から各都道府県歯科医師会に予算が計上されている。12月5日に周術期口腔機能管理研修会開催。依頼書、受診報告書など書類も整備している。歯科のないがん拠点病院では訪問診療で口腔ケアを行うシステムが作成されつつあるが大きな進捗はない。

<質疑応答>
質問1:協力歯科医療機関のマップの公開について。
回答1:整備がされれば一覧表にして拠点病院などに配布する予定。
質問2:HPで一般の患者が見ることができるのか。
回答2:まだそこまでするかどうか詰められていない。

(6)小児がんについて

小児がん拠点病院の進捗状況。年2回厚労省との会議で実績報告の義務があり、1月19日東京での報告会資料の一部。全国で15施設が選定されて3年。患者が増えていることはない。20未満の小児がん陽子線治療が保健収載されることが決定。新病院と粒子線治療センターについての紹介と病院移転時の診療制限についての説明があった。

(7)その他

①協力歯科医療機関マップ整備後にHP掲載を依頼。

②平成26年度、がん診療連携拠点病院に準じる病院などの協議会活動への参加状況(自己申告)が報告された。次年度より公表を前提で調査をする予定。

③協議会連絡業務について;各事務担当者に代表してメールで連絡を行っている。院内での周知徹底をお願いした。また、回答を依頼しても、返信無しが依然見受けられる。

④協議会より、兵庫県産婦人科学会、歯科医師会に資料作成を依頼した;コピー部数100部程。

以上

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