兵庫県がん診療連携協議会
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平成25年度第1回幹事会・がんの地域連携パスWG合同会議 議事録 平成25年6月6日(木)開催

平成25年度 第1回幹事会・がんの地域連携パスWG合同会議が平成25年6月6日に兵庫県私学会館で開催された。兵庫県内のがん診療連携拠点病院と準じる病院を含め45病院の幹事と部会およびパスWG委員と兵庫県医師会代表者が参加した。開会にあたり足立秀治協議会議長(兵庫県立がんセンター院長)、兵庫県医師会西田芳矢副会長からあいさつをいただいた。

(1)小児がん拠点病院の指定について (資料1/厚労省HP

○平成25年2月8日付けで県立こども病院が指定された。

(2)兵庫県保健医療計画について (資料1/兵庫県HP

○兵庫県保健医療計画を今年25年4月に改定した。計画期間は平成25年3月から30年3月までの5年間、ただし基準病床数は平成23年度に改定済みのため据置き。前回(平成25年2月7日)以降に新たに、新須磨病院が兵庫県内のがん診療連携拠点病院に準じる病院として追加された。

(3)協議会会則、幹事会運営要領の改正について (資料1/PDF: 211KB

○「兵庫県立こども病院」が兵庫県の「小児がん拠点病院」に指定されたことに伴い協議会会則を変更した。また、新たに「がん診療連携拠点病院に準ずる病院」に新須磨病院が追加されたことに伴い運営要領を変更し、平成25年4月19日より施行する。

(4)第6回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会について

○がん診療連携拠点病院機能強化事業実施要綱 (資料2/PDF: 177KB

・・・平成24年4月より(7)在宅緩和ケア地域連携事業が追加された。平成25年5月より(8)緩和ケア推進事業、(9)がん患者の就労に関する総合支援事業が追加された。

○第6回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会の内容報告 (資料2/がん情報HP

(5)協議会・幹事会並びに各部会の平成24年度活動状況及び25年度活動案について

「協議会・幹事会」関連(資料3/PDF: 93KB)(協議会HP

○今年度は、11月16日(土)に第3回「ひょうご県民がんフォーラム」、平成26年2月6日に第2回幹事会・がん地域連携パスWG合同会議を開催予定。

「研修・教育」部会関連(資料3/PDF: 111KB

○今年度は、胃がんセミナー 10月5日(土) 兵庫県私学会館、検査セミナー(未定)、薬剤師セミナー 平成26年1月18日(土)、放射線セミナー(未定)を開催予定。

○県立がんセンターにおけるがん看護実務研修を6月3日~9月13日に開催。

「情報・連携」部会関連(資料3/PDF: 195KB

○今年度は、実務者ミーティングを年4回開催予定。患者会との連携をすすめ、相談支援における質の向上、均てん化をはかる。

「がん登録」部会関連(資料3/PDF: 574KB

○今年度は、実務者による意見交換会、がん登録実務者セミナーを開催予定。
地域がん登録に関する研修会9月18日(神戸市内)に開催予定。

「緩和医療」部会関連(資料3/PDF: 199KB)(協議会HP/緩和ケア研修会予定表

○今年度は、緩和ケア研修会を19病院で予定。緩和医療部会・緩和医療連携パスWG合同会議8月3日(土)、緩和ケアフォローアップ研修会9月29日(日)(姫路赤十字病院)、緩和ケアチーム研修会(神戸市立医療センター中央市民病院)、緩和ケア研修会指導者の会(12月頃)を開催の予定。

(6)がんの地域連携パスについて (資料4/PDF: 716KB)(協議会HP/兵庫県がん地域連携パス

○平成24年4月の診療報酬改定により「施設基準の届出書類の簡略化」が行われ、連携医療機関からの届出は不要となった。また、退院後30日以内の届出で診療報酬の算定が可能となった。平成24年度に新たに胃がんESDパス、肺がん(II期、III期)パス、子宮体がんパス、前立腺がんパスの県内統一版が追加となり協議会のHPに掲載済み。緩和連携パスは検討中。

○平成25年4月現在、準じる病院も含め44病院が近畿厚生局兵庫事務所に計画策定病院として登録済み。

○全県で、平成25年3月時点の累計1,020件(24年度合計は589件)が稼働中。乳がん387件、胃がん303件、大腸がん149件、肺癌137件、肝がん44件。逸脱11件、脱落39件の報告あり。肝がんで脱落は8件(18.2%)と多い。

○意見交換:「施設基準の届出書類の簡略化」に伴い拠点病院での事務負担が増加しているが事務手続きは特に問題なし。運用はあまり進まず。拠点病院内でのパス候補者の抽出や連携医療機関へのパスへの参加確認など、院内での運用システム作りや周知が重要。また、連携医療機関、患者・家族へも周知不足。

(7)兵庫県がん対策推進計画について (資料5/兵庫県HP

○兵庫県がん対策推進計画改定の概要…小児がん対策の充実、がん患者の就労支援、相談支援が新たに追加。平成24年6月のがん対策推進基本計画の改定をふまえて、兵庫県でもがん対策推進計画を平成25年4月に改定し、第4次ひょうご対がん戦略推進方策のもと、がん対策のさらなる推進に努める。

<質疑応答>
質問1:緩和ケア研修修了者数を以前の4,000人から3,000人にした根拠と、研修を修了している1,741名のうち開業医はどのくらいいるか?
回答1:県内でがん医療に携わっている医師数が3,000~4,000人程度で、当初過去の実績をもとに3,500人とされた。現状としては日程的な問題等で研修困難なこともあり、現実的な数字として3,000人と修正した。個人病院、開業医としては、年間修了者数の10~20%くらいを占めている。
質問2:拠点病院の医師で緩和ケア研修会修了者数が公表されるような動きがあるが?
回答2:国のがん対策推進検討会では26年10月から修了者をすべて報告することを検討中。すべてのがん診療の拠点病院の医師が受講することを明記。修了率や修了者全員を公表すると聞いている。
質問3:緩和ケア研修会後のフォローアップ研修などが拠点病院は義務付けられているが、どのように対処すればいいのか?
回答3:今後5年間の目標数値を国は約10万人としているので、少なくとも5年間は変更なく研修会事業は続くと思われる。募集をおこなっても研修会に参加者が集まりにくい等、その地域の状況を考慮し、目標数値を満たしている場合は、複数の拠点病院で研修会を開くという救済措置も考えているとのこと。

(8)その他

○協議会・幹事会の内容について情報公開の要請があり、積極的な情報提供により地域連携パスの趣旨について等県民への普及啓発を図るため、ホームページ上で公開することが、前回4月19日の協議会で承認された。協議会会議録はすでに公開済み。幹事会議事録も公開するものとする。

以上

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